オリジナルノベルティグッズが喜ばれる理由
■オリジナルノベルティグッズって何?
企業が、その企業自体や商品の認知向上、ブランド価値向上のためにオリジナルのグッズを作ることはよくあります。ただ、世の中にこれだけオリジナルグッズがあふれている中で、お客様に喜んでいただけるものとそうじゃないものに分かれてしまいます。どうせなら、お客様に喜んでもらいたいものですよね。
ではいったい、どんなものがお客様に喜ばれるのでしょう。グッズの種類と構造、トレンドなどから読み解いていきましょう。
- 目次
■オリジナルグッズの種類
ノベルティグッズにはいろいろな種類がありますが、主には以下のような種類に分かれると考えられています。
① 日用品
日々なくなっていく洗剤や調味料、入浴剤、ポケットティッシュなどの消耗品はたくさんありすぎて困るということはありません。気が付けばなくなってしまった、買いに行かなくてはという時に、ノベルティでもらったものがあったら、嬉しいでしょう。
しかし、たとえばボールペンやポケットティッシュなどは、仮に社名や商品名が入っていても、家にたくさんあるものの一つ、としてお客様に認識される可能性が低いということも同時に覚えておきましょう。
② 面白グッズ
日々使うことはないが、とにかくあると話題になりやすいという面白グッズなども分類の一つです。特に奇をてらう必要はなく、たとえば双眼鏡や方位磁石など、よくあるものですが、日常では使わない、という程度の距離感が好まれます。自社のオリジナリティをお客様に伝えたい、と強く考える企業には向いているグッズタイプです。
ただ、①の日用品に比べて、毎日目にとめてもらえるかというとなかなかそういうわけにはいかないということはデメリットとして覚えておきましょう。
③ 高品質品
ノベルティグッズと侮るなかれ。なかにはかなりの高級品があります。たとえばブランドものの手鏡、靴べらなどなど。こういったものはお客様に長く使っていただけますし、そのノベルティグッズを配るということ自体が、イベントや店舗への集客になりえるのです。
デメリットとしては、当然ながら制作コストが挙げられます。コストに見合った効果が得られるか、明確な合理性があるときに、このタイプのノベルティの作成に取り掛かるべきです。
■オリジナルノベルティグッズで、“誰に”“いつ”喜んでもらいたいか
① 「誰に」を明確にする
いわゆる顧客ターゲットの問題です。これを間違うと、いくら高級なノベルティグッズでもお客様に喜んでもらうことはできません。20代女性向けのノベルティグッズを作成して、50代男性向けに配布したら、むしろ反発されかねません。
② 「いつ」を明確にする
ノベルティグッズは配布のタイミングがあるので、季節感も非常に重要です。夏はうちわ、冷却ジェルシートなどの商品、冬は乾燥を防ぐ商品や防寒系、梅雨時期であれば傘や河童など、その時期に応じたノベルティの配布がお客様に喜ばれる要因です。ちなみに、ポケットティッシュなど年中必要とされるものもあります。
■「大衆向け」を「あなた向け」に転換する方法
この手法は、新規顧客というより、既存顧客向けですが、お客様一人ひとりの名前をノベルティグッズに入れ込むとさらに顧客ロイヤルティが高まると考えられています。イベント会場や店舗での販促品の配布では実施が難しいかもしれませんが、たとえば足を止めていただいたお客様のお名前や住所などを記入いただき、「あとで特別なお品物をお送りいたします」と伝えておく。そしてお客様の名前を入れたノベルティグッズを送付する、というのもノベルティグッズ・マーケティングとしては有効な手です。
この手法は、お客様に嬉しい驚きをもたらすとともに、企業と顧客の関係性を深くする(いわゆる顧客ロイヤルティの向上)という効果を持っています。そおそも、不特定多数のお客様に配っているものをもらってもうれしくない、と思うお客様も多いと思います。個人名や、個別のメッセージを添えることで、「私たちはあなたのことをいつも“特別に”想っています」という気持ちを伝えることができるのです。
■ノベルティグッズも流行に敏感に
その時、ニュースで取り上げられていたり、国内でブームになっている商品などを取り入れて、自社名や商品のノベルティグッズとして配布するのも、お客様に喜んでもらう一つの手です。こういった方法は、FacebookやtwitterなどSNSでの二次的な派生につながり、通常では起こりえない認知度が得られることもありますので、ぜひ検討してみてください。しかし、流行が去ったら捨てられてしまうリスクがあるということも同時に覚えておきましょう。
■まとめ
オリジナルのノベルティグッズ・マーケティングにおいてもっとも大切なことは、“お客様の印象に残ること”です。お客様はノベルティをもらった時、それを「捨てるか」「その場で使うか」「持って帰るか」という主に三つの選択肢を持ちます。お客様の行動パターンを想像し、「どんなノベルティグッズだったら喜んでもらえるか」を常に念頭に入れながらノベルティの企画を行うことがひいては転換率・顧客ロイヤルティの高さ・企業のブランド価値向上につながってくるでしょう。
紹介記事 http://www.pt-koujou.net/lineup/moisture.html