販促品を渡すターゲットの重要性
■年代によってニーズはさまざま
一般的にノベルティグッズをもらうイコール喜ばれるもののように感じられます。しかし実際のところは、受け取った側の年代によって、同じノベルティグッズでも、受け取ったときに感じる印象は違ってくるものです。実際に作成してみたのはいいものの、いざ配布をしてみたら全く受け取ってもらえなかった、といったことがないよう、場面ごとのニーズをよく考えておくようにしましょう。
また、年齢だけでなく、性別であったり、居住形態、生活のスタイル、住んでいる地域などによっても、喜ばれる販促品のニーズが変わってきます。例えば、定番アイテムともいえるボールペンも、普段から使用頻度の高い学生やサラリーマンには好評ですが、主婦層にとってはそれほど魅力的とはいえないでしょう。反対に、どんなに便利なキッチングッズを生産しても、10代の若者にはあまり興味を示してもらえない可能性が高いといえます。
まずは、ノベルティグッズを配布したいターゲット層を明確にセッティングして、どういったグッズであれば、受け取ってもらえて、使ってもらえるかマーケティングを行い、企画をすることが必要です。
たとえば、比較的若い20代から30代への男性がターゲットとなっている商品、もしくはサービスの販促を行いたい場合には、スマートフォン関連のグッズや、身の回り、たとえばスーツや靴のお手入れ用品など、ビジネスの場で使えるグッズであれば喜ばれます。
また女性の場合は、職場で使用する機会が多いステーショナリーであれば、デザイン性に富んだものが喜ばれます。さらに、若い世代の女性は家の中で使う可愛いデザインの料理グッズであったり、入浴時に使うリラクゼーショングッズなどであれば、喜ばれることが多いといえます。
また、高齢の方がターゲット層であれば、文具はそれほど使用頻度が高くないため、普段使いができる日用品の方が喜ばれる傾向にあります。ただむやみに配布するのではなく、ターゲット層のニーズを把握しノベルティグッズを制作することがとても重要です。
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■季節に合ったノベルティを選ぶ事も重要
ターゲット層によって、喜ばれるノベルティ、あまり喜ばれないノベルティは大きく変わってきます。また、それと同じように、季節や時期によっても、受け取ってもらえる、効果が高いノベルティが大きく変わってきます。
季節に合わせたノベルティを配ることは、その時々のニーズに合わせることができる、季節を感じられるといった効果が見込まれます。
多くの企業やお店がノベルティとして制作しており、1年のうちでどの季節にもマッチして、さらにもっとも目に触れる機会が多い代表的なアイテムのひとつがカレンダーです。カレンダーはノベルティの中でも歴史があり、おなじみともいえる商品です。カレンダーは毎日めくる日めくりタイプであったり、月ごとや隔月ごと、季節ごとのもの、またその形状も卓上タイプや壁掛けタイプ、1枚の大きなポスター大のものなど、大きさやめくり方も自由に選べます。
また、デザインもオリジナリティを自由に発揮することが可能です。さらにカレンダーは誰もが毎日のように見るものですので、オフィスや家庭の中でも「もっとも目につく場所」に置かれる、もしくは貼られます。ほとんどの場合1年中固定されているため、販促品のもっとも大きな目的である、企業の知名度アップにつながります。そして、自然と宣伝の効果が高い商品だといえます。
カレンダー以外にも、季節によって配布する商品はいくつもあります。たとえば携帯用の小さなカイロなどは、寒い時期、受験シーズンなどに配ると効果が高くなります。さらに、1枚ずつビニールに入っているマスク、そしてポケットティッシュなどは、春先の花粉の季節に配布すると、とても喜ばれるノベルティです。
■「乱れ打ち」では効果が薄い
ノベルティグッズは無料で配布するものだから、何を配っても喜ばれるだろう、企業の名前が入っていれば宣伝につながるだろう、という理由だけで選び、適当に配布をしていたのでは、宣伝効果は思うように得ることはできません。また、無料で配布するということはコストがそれなりにかかるため、宣伝の効果がなければ、宣伝広告費が無駄になってしまうともいえます。
その時の流行りであったり、雑誌などで多く取り上げられていた、といった安易な理由で販促品を制作だけでは、ノベルティグッズを大量に配布しても受け取ってもらえない、受け取ってもらっても、使わないままという事態になりかねません。ターゲットにしたい年齢層や性別、そして配布をする季節に合わせたノベルティグッズを選ぶようにしましょう。
販促効果をさらに高めるためには、タイミングも重要です。若い消費者に配る場合には、若い人が多く集まる場所、時間を慎重に選ぶ必要があります。どんな人に配りたいか、タイミングを見計らって配布するようにしましょう。
