販促用品の小物が持つ大きな力

費用の発生しない物というのは、基本的に存在しません。ボールペンやティッシュといった手近な存在であっても、必ず製造には費用が投じられていますし、さらにそれを仕入れて配布のため人を雇って配るとなれば、ますますお金がかかります。それでもなお対価を求めることなく無料で配る企業は、太っ腹な会社であるように感じられることでしょう。配布商品が実用的であり、本当の意味で役に立つともなればなおのことです。そのため、企業のイメージアップに繋げられるということも無料配布のメリットとして挙げられます。
特にこの効果が期待できるアイテムとしては、たとえば流行りのものです。全国的に人気を博しているおもちゃや、キャラクターの描かれた小物、流行のデザインに仕上げられたグッズなどは、実用性プラスアルファの付加価値も伴うでしょう。「お金を払ってでも欲しくなるようなものを、無料で配ってくれている企業」という風に感じてもらえれば、印象アップもひとしおといったところです。事実、専門店などではそうした流行り物を取り扱っているケースも少なくありません。時代の流れを察知し、効果的に取り入れてみると良いでしょう。
また、単純に価値の高いものを用意するという方法も有効です。そうなってくると、確かにより一層の費用が必要になってくるわけですが、その分の販促効果も大いに期待できます。たとえば、機能性に優れたタンブラーや、携帯型充電器、素材にこだわったティッシュなどでも良いでしょう。無料＝チープなものといった固定概念が広く存在する中で、あえてこだわりを込めるというのは有効な手段です。予算状況にもよりますが、検討する価値は大いにあるでしょう。

最後に、費用を投じることなく、一般的に用いられるような手ごろなアイテムであるにもかかわらず販促が期待できる方法をご紹介します。それは、同じありふれた配布物においても、特別感を付加する方法です。たとえば、限定品を使ってどうしても今この場で受け取りたいといった大きな魅力を感じてもらう方法です。限定という言葉に弱い人は少なくありません。ただそれだけでも、価値を感じることができるためです。アイテムのレベルに限らず、大きな効果が期待できるでしょう。
また、配布するグッズに、周年記念や開店記念といった特別感に繋がる文言を加えて、今しかもらえないといった感覚を味わってもらう方法も有効です。のぼりや看板で周知するのも良いですし、配布スタッフに声かけの際伝えてもらっても効果的でしょう。特にスタッフが言葉で伝える場合は、メッセージ性が強く興味を持ってもらいやすいでしょう。こちらにもまた、今だけという限定感、特別感をもたらすなどの効果が備わっています。文言をひとつ付け足すだけでも、物の印象はがらりと変わってくるものです。