海外製の販促品
■安価で販促品が作成できる
ノベルティを生産するためには余計なコストを削減し、効率の良い宣伝力を生むことが大切です。そのため販促品選びを行う際には、どんなものが大量生産でき、自社にとってメリットを生み出せるかを検討しなければいけません。
ノベルティとして作られる品物は、マグネットや定規、ボールペン、蛍光ペンなど、家庭や職場で必ず、もしくは頻繁に利用するステーショナリーがまず思いつきます。さらにはポケットティッシュやウエットティッシュ、マスクといった誰もが使用することがある消耗品、また、ラップや洗剤などの台所や水回り用品など、家庭の中で誰もが使用すると思われる雑貨や、タオルやハンカチのような身に着ける物など、宣伝のターゲットとしたい企業やターゲットとしたい対象のニーズによって、さまざまな種類の商品が考えられます。
販促品を制作する意味は、そのショップや企業の事業内容であったり、活動内容を広く周知する、PRという目的、そして自社ブランドであったり、新しく発売する商品を宣伝するといった目的があります。販促品を配ることで自社製品や自社の事業内容についてPRを図るためには、できるだけ大量にノベルティを作成することが必要となります。少ない量ではその分配布する企業や人も少なくなるので、宣伝の効果はほんの少しだけにとどまってしまいます。
ただ、大量にノベルティグッズを制作するにはどうしても制作にかかわるコストがかさんでしまうことにもなります。ノベルティグッズを作ることで会社の経費を圧迫するという、逆効果にもなりかねません。そのような事情の中で大量に制作をしたい場合には、国内ではなく海外の業者に依頼をすることによって安い価格で生産が可能となるため、コストを大幅に抑えることが可能です。
近年はいわゆる海外業者でも、日本人のニーズに合わせて細かい要望にも応えることが可能となっており、納期やロット数にもこちらのオーダーに柔軟に対応できる海外の業者が増えてきています。以前配布して人気のあった販促品を生産したい場合には、中国に製造を依頼することでコストを大幅に削減できるでしょう。
ただ、配布するノベルティの品質に何よりもこだわりたい、と考えている場合には国内の業者に制作を依頼することが良いようです。大量に作って継続的な配布を考えているのか、それとも記念品として質の良いものを1度だけの生産することを考えているのかによっても、依頼する先は慎重に検討しましょう。
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■バラエティーに富んだアイテムの作成
少し前までは、納得のゆく商品を製作するためには制作をする業者に直接会い、何度も交渉を重ねる必要がありました。しかし近年はインターネットの急激な普及もあって、海外の業者であってもメールやネット回線を使ったテレビ通話などの技術を駆使することにより、日本で直接会っているのと同じように直接顔を見ながら詳細な打ち合わせをすることが可能となっています。
日本とのつながりがとても深い中国においては、日本のノベルティ品の製造もとても多く行われています。 特に中国の東側、沿海には多くの工場があり、輸出品の製造が行われています。世界最大の生産拠点であり、「世界の工場」という別名で呼ばれることもあります。
中国では、経済開放政策が行われるようになって以降急激に経済が発展してきています。さらに海外からの投資も多く行われているだけでなく、日本をはじめとする多くの企業からの技術者によるノウハウの指導、支援が盛んに行われるようになり、目ざましく生産技術が向上してきています。
中国には日本からも多くの企業が進出していることもあり、日本にいるのと同じように詳細なオーダーが可能な場合もあります。中国で製造を行う場合にも、豊富なラインナップからアイテムを選べたり、ノベルティを配布したい性別や年齢など、顧客層に合った商品、また、予算や細かいニーズに合わせた新しい商品を提案してもらうこともできます。
■より品質にこだわりたいなら日本製
海外、とりわけ中国で日本で作るのと同じものを多く生産すると、コストが抑えられるという面では非常にメリットがあります。特に金型を作る必要がある商品については、独自の工場を有している企業も多くあるため、その後の大量生産もスピーディーに行えます。また、ひとつひとつ手作業を行う必要がある商品でも、多くの従業員により早期の納品が可能となっています。
しかし、コストよりも製品の質をより重視したい場合には日本で制作するメリットが大きいです。さらに地産地消にこだわったノベルティを制作することで顧客にアピールを行いたい、地域の雇用や産業振興に貢献をすることによって知名度を高くしたいといった理由がある場合なども日本製が高く評価されます。
海外で制作をすると、関税などのコストが別途かかることや、意思疎通などの面でも時間がかかるケースもたまにあります。しかし日本であれば、直接綿密な打ち合わせをすることも可能で、安定した品質を維持できるのが最大の特徴です。