Office系ソフトで入稿データを作成しよう!作成時のポイントと注意点
ポケットティッシュ業者を安く利用する方法
販売促進にはコストがかかります。できるだけ安く抑えたいものですが、ポケットティッシュを利用した販売促進の場合、どのようにコストを抑えることができるでしょうか。実は、ワードやエクセルのデータ、また、デザインデータの制作を自身で行うことで、その分のコストを低減することにつながるのです。
ポケットティッシュを制作する業者の中には、クライアント側が制作したワードやエクセルの原稿をイラストレーターという画像制作ファイルのデータに変換することで、印刷に耐えうる品質まで向上させてくれるところもあります。できるだけコストを抑えたい場合は、そのような方法を使うことが得策といえるでしょう。
- 目次
Office系ソフトでの自作におけるワーディングのコツ
ただ自分たちでデザインやワーディングを作るといっても、いくつかのコツを守らなければなりません。
そもそも、ポケットティッシュのラベルは大きくありません。中身のポケットティッシュとほぼ同等の大きさ、つまり、縦70mm、横100mm程度の小さな紙です。その中で、企業の商品やサービスの利点・メリットを伝えることになります。
キャッチコピーを書くときのコツは、言いたいことを絞ることです。業者側は文言作成をする場合、過去に積み上げてきたノウハウから、現実的に入りきる量の情報を感覚的に把握していますが、自分達で行う場合はそういった感覚がわからず、言いたいこと、伝えたい情報を盛り込んでしまい、逆に伝わりづらくなってしまいがちです。本当に大事な情報を伝えるようにしましょう。ワーディングは、基本的に、考えるよりも、削ることによって洗練されていくのです。
「本当に大事な情報とは何か?」を考えましょう
大事な情報とは、そのサービスや商品、企業などケースによって様々です。企業の売りを押し出せば伝わるのか、それとも地図や電話番号などの情報なのか、それをどのような色で伝えれば、最も伝わるのか。この組み合わせはなかなか難しいものです。当然、言葉が羅列しているラベルよりも、適度に写真やイラスト、絵などが入っていた方がお客様の目に留まります。
また、ポケットティッシュを受け取った人が、明確に次のアクションとして何がすべきなのかを明確にしてあげましょう。電話すればいいのか、どこかに行けばいいのか、はたまたウェブサイトにアクセスすべきなのか、などです。そういった情報の組み合わせを自分たちで行うことができれば、ワードなどのOffice系ソフトでの作成で十分適用可能なのです。
Office系ソフトでの自作におけるデザインのコツ
ワードやエクセルなどのOffice系ソフトを基本としながらも、その精度を高めるためには、画像加工のフリーソフトなどを使ってみましょう。たとえば、チラシで使う写真の加工ソフトとして有名はフォトスケープやGIMP(ギンプ)などです。また、写真がない場合は、フリー画像を調べて使いましょう。人物ものや風景もの、動物ものなどジャンルごとに画像が整理されているので、幾つかのサイトをみれば、自分のイメージに合うものがあるかもしれません。注意点としては、フリー画像は画像を自由にダウンロードできますが、商用利用可かどうかは、使用前に確認してから使用しましょう。
有名なフリー画像のサイトは、以下のようになります。
・PAKUTASO
・写真素材 足成
・写真AC
・モデルピース
・ビジトリーフォト
・フード・フォト
・モデル・フォト
・ソザイング
・街画ガイド
・SILHOUETTE DESIGN
・skyseeker.net
Office系ソフトを使った入稿時の注意点
Office系ソフトでの入稿データには通常、業者によって注意点があります。
たとえば書体。一般的な書体を利用した方がいいでしょう。業者で対応しきれない書体を使うと、レイアウトが崩れてしまいますので注意が必要です。
また、印刷する場合、Office系ソフトで作ったデータの色合いとは、異なる形で出てくるケースがあります。そういったことも加味しながら制作する必要がありますので、たとえば飲食店などで、鮮明な写真が原稿の肝という場合は、もしかしたら業者に写真撮影から全て任せた方がいいかもしれません。
さらに、ワード、エクセルなどではデザインとして特殊な効果を使うことができますが、それを全て再現できるとは限りません。透かし、ワードアート、透明効果などは特に難しい場合があるので注意しましょう。
なお、全体のバランスとして、周囲に余白が出る場合があります。デザインの縦横の比率がポケットティッシュのラベルと異なる場合、絵柄の位置などによっては、どうしても余白部分が目立つ仕上がりになってしまうこともあります。
解像度の小さい画像の場合は、印刷にそもそも耐えない場合もあります。使用したい写真が決まった時は、業者に確認を取った方がいいかも知れません。また、基本的なところですが、業者によって、対応しているソフトが異なります。そこは最初に確認しておきましょう。