販促品にはどんなユーモアが詰められるか
■オリジナルイラスト
ポケットティッシュやうちわ、あぶらとり紙といった販促品は、街を歩くとあちこちで配られており、かなりの数を見かけます。その中に埋もれず、しっかりと自社をアピールするためにはどうしたら良いのでしょうか?そのためには、他社にはないユーモアやセンスが必要となります。では販促品で、どんなユーモアを演出できるでしょうか。
やはりオリジナリティを出すには、世界にひとつしかないオリジナルイラストを使うのが最も手っ取り早い方法でしょう。イラストは目に入りやすく、心に残りやすい手法です。イラストのタッチや雰囲気がそのまま自社の印象に繋がるため、自分たちのイメージをアピールしたい時にも効果的です。このオリジナルイラストを使った販促品で、他社との差別化を図っていきましょう。
会社や社員をイメージしたオリジナルキャラクターや、商品をデフォルメしたイラスト、かわいい動物や美味しそうな食べ物など、自分たちだけのオリジナルイラストを制作してみましょう。特別上手なイラストでなくても構いません。親しみを持ってもらうために、ユーモアたっぷりのイラストを用意してみてください。
自分でイラストを描くのが難しいという場合には、オリジナルイラスト作成のプロにおまかせするのもひとつです。オリジナルイラストの作成を行っている業者を探して、アピールしたい内容や伝えたいイメージを相談することで、プロがその要望を形にしてくれます。写実的なものが良いのかポップなものが良いのか、アニメ系が良いのかほのぼの系が良いのか、好みの作風やタッチを選ぶことができます。
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■クーポン付きうちわ
夏の販促品の定番と言えば「うちわ」です。受け取ってもらいやすい上に、広告面積が大きく目につきやすく販促効果も高めです。夏の暑い時期であれば、実用性が高いので、受け取った方に外で使ってもらいやすいというメリットもあります。受け取ってくれた方だけでなく、使って頂くことで周囲の方の目にも入りやすい優秀な販促品と言えます。
このうちわですが、少し工夫するだけで更にオリジナリティがアップし、お客様に喜んで頂くことができます。それが「クーポンの添付」です。うちわそのものをクーポンとして活用するのも良いですし、うちわの一部がクーポンになったものを提示すると、クーポンサービスが受けられるなどでも良いでしょう。配布の際に「このうちわを持ってご来店頂ければ、お食事代から5%割引致します」と一言添えるだけで「ちょっと寄ってみようかな」と思ってもらうことができます。
うちわを長く使ってもらうためには、持ち手のすぐ上の骨部分に小さいクーポンを添付し、お客様に必要な時にクーポン券を切り離してお使い頂くことができるような作りのうちわはいかがでしょうか。広告を貼った部分は丸ごと残り、うちわはその後もお使い頂けるため、長く宣伝効果が続きます。
さらに、「クーポンがついているうちわ」は珍しいため目を引きます。パッケージの一部にクーポンをつけるだけでグッと注目度がアップするでしょう。夏にはぜひ試してみたい販促品です。
■手に取る人が皆「二度見する」パッケージのポケットティッシュ
ポケットティッシュは販促品の代名詞と言っても過言ではありません。しかし、あちこちで配られているため、受け取ってくれた方もパッケージは流し見で済ませてしまうことが多いでしょう。そこで、受け取ってくれた方が思わず二度見してしまうようなインパクトの強いパッケージにしてみましょう。
例えば、フィルムに印刷するか、巻きラベルにするのであれば、フィルムを破いてティッシュを取りだす部分に、唇の印刷をしてみるという方法があります。口の中からティッシュが出てくる様子は、想像してみると面白いですね。板やお菓子、ハートのイラストを描いて二つに割ったり、ドアのイラストを描いて開く様子を表したりという趣向を凝らしたパッケージも貰った人の印象に残るはずです。「フィルムを破いてティッシュを引き出す」というポケットティッシュならではのアイデアと言えるでしょう。
マークを一つだけ記載するという方法もあります。漢字一文字だけ、動物のイラストだけなど、もらってくれた方の想像力を働かせるデザインは企業のPRにも有効といえるでしょう。イラストに合わせて中身のティッシュを黒色にするというのもよいでしょう。その他、無地のポケットティッシュを注文して自分たちでラベルを封入するという方法もあります。この方法であれば、低経費で変わったラベルをデザインしてみた人にインパクトを与えることもできるでしょう。
このように、ポケットティッシュは、アイデア次第で注目度をアップさせることが可能となります。パッケージの工夫は、低コストでインパクトのある販促品を作るための重要な手段です。アイデアを持ち寄ってパッケージ部分にユーモアを詰め込み、他社に差をつけましょう。