もらって嬉しい販促品
消費者が求めているものは?
販促品は万人に向けて作るというよりも、ニーズに合わせたアイテム選びが重要です。企業にとって、どの層が消費者であり、どんなものを求めているのかを明確にしなければいけません。特に大量生産を考えている場合には、在庫の山になってしまわぬよう、回転率も考慮しながら作成するとよいでしょう。
販促品としては、携帯できるウェットティッシュなども多くの人に支持されています。自宅で使うケース入りのものと違って、自分ではあまり買わないものですが、いざという時に持っていると便利という点では、老若男女問わず喜ばれるアイテムと言えます。さっとポケットから取り出せるといった面でも好評です。サイズ的にも丁度よく、店頭での配布時もかさばらないため、用意する企業側のメリットも多いでしょう。
その他、若者が貰って嬉しい販促グッズには、メモ帳やふせんといった文房具類が挙げられます。ボールペンやシャープペン、カレンダー、クリアファイルなども、ビジネスマンを中心に人気の高い販促グッズです。
あからさまな宣伝というよりも、企業のマスコットキャラクターなどを入れて作ると、より注目度も高まるのでオススメです。
消費者が求めているものが何かを知り、それに合った魅力的な販促グッズを選びましょう。
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定番の日用品は人気
実用的な品はもらって喜んでもらえることが多いです。どうせもらうならば実用的なものが良いと答えた人が約65%というアンケート結果もあるほどです。
例えばミニサイズの洗剤や洗濯石鹸などは、年末の大掃除を控えた人にとって有難い一品だといえるでしょう。特に主婦層など、女性を中心に人気のアイテムです。
普段、自分が日常的にどんなアイテムを使っているのかをイメージしたり、主婦の方がどんなものを必要としているのかを聞いてみたりすることが、グッズ選びのヒントになるかもしれません。
販促品を配るうえで何よりも大事なことは、まず手に取ってもらえることです。店舗や企業の宣伝のために配布しているものだとわかっていても、それが日常的に使えるものだと思えば「とりあえずもらっておこう」と考える人も多いでしょう。そういった意味でも、日常的に使用できるようなものを販促グッズとして選ぶのは有効な方法です。
コストに見合った宣伝、という意味では、ティッシュやマスクなどがオススメです。普段から何気なく使う日常品なので、年齢問わず喜ばれることでしょう。特に花粉症が辛い春先、風邪の流行る冬場と、マスクを使用する時期を狙って配布してみてはいかがでしょうか。薄型のマスクであればかさばる心配もないため、手にとってもらえる確率もぐんと高まるといえます。
季節に合った販促品
ニーズにあった販促品を配布する上で、季節にあったものを選ぶというのが大切です。特に秋から冬場にかけては、使い捨てカイロが大いに役立つアイテムでしょう。駅前など通勤通学に向かう人に渡すことで、嫌がるどころかむしろ喜んで受け取ってもらえることも期待できます。
カイロが販促品として優れている点は、すぐにポケットへしまえるということです。手に余るようなアイテムだと、移動中に邪魔となってしまい、ぽいっと捨てられてしまう心配があります。しかし、使い捨てカイロのような販促グッズであれば、受け取ったあと無意識のうちにポケットへしまってもらえるため、ムダになることもないでしょう。
またパッケージ部分に宣伝内容を記載することで、使用前に必ず目を通してもらえる、といったメリットがあります。一般的な販促品の場合、開封後は外袋と一緒に捨てられてしまう心配が考えられるでしょう。特にパッケージに直接印刷されているアイテムの場合、内容を見る前に破り捨てられてしまうことも考えられます。しかし、使い捨てカイロを販促品として使用した場合、その心配も少なく済みます。
使い捨てカイロを販促品として使用する際に注意しなくてはならない点は、あまり多く生産しすぎないことです。異常気象ともいわれる日本では、急激に寒くなる時期もあれば、一転して汗ばむほどの気候となる場合もあります。1月以降など、真冬の雪が舞うような時期であればある程度在庫を持っていても大丈夫かもしれませんが、秋から冬場にかけてといった導入口や、冬の終わりの時期には在庫過多にならないよう生産量に気をつけましょう。
暑い時期にはうちわを配るというのもおすすめです。手のひらサイズとは少し異なるものの、利便性の高さから広いニーズを誇っています。
最近では裏面のみに宣伝内容を記入し、表面には企業のキャラクターをプリントする場合も多いようです。こうすることによって、子供向けのアイテムとしても人気が高まり、より受け取ってもらいやすくなるでしょう。
販促品の主な目的は企業の知名度を上げることなので、まずは手に取ってもらえることが大事です。