コンセプトが重要!販促品作り
■コスト面だけを見てはNG
販促品はただ作って配ることが目的ではありません。新商品や新サービス、キャンペーン、企業やお店の名前を消費者に認知してもらい、購入や利用を促すことが目的であり、どうすれば高い宣伝効果を得ることができるかを考える必要があります。
販促品を作る時に、考えなくてはならないのが予算の問題です。企業やお店が宣伝に使用することが出来る予算というものはどうしても限られてしまいますし、できるだけ宣伝にかける費用を抑えたいと考えている経営者や担当者も多いでしょう。販促品を作る際にはかかった費用に対してどのくらいの利益を見込むことができるか予測を立てながら作るのですが、これを費用対効果と言います。
販促品を作る際には、いかに高い費用対効果を得ることができるかを考えるのですが、お金をかけたからと言って高い費用対効果を得られるというわけではありませんし、安いからと言って毎回同じような販促品を作ってばらまいても費用対効果は上がりません。
毎回同じアイテム、コンセプトのものを作り、配布していてはマンネリ化してしまう可能性があります。せっかく予算をかけて作っても消費者に飽きられてしまう可能性が出てきてしまうのです。マンネリ化してしまえば、いくら予算をかけて作っても高い宣伝効果を見込むことは出来ませんし、予算の無駄使いとなってしまう可能性も高くなります。
販促品を作る際にはコンセプトや配布するシチュエーション、ターゲットや宣伝の目的などに合わせて変化を持たせることが重要で、これに合わせて予算も立てる必要があります。
- 目次
■どんなシチュエーションで配布するのかを考える
まず新たに販促品を決める際には、どんな場面で使いたいのかを考えましょう。
企業やお店が求めるのは宣伝効果です。これに対して消費者が求めるのは、使える場面が多いことや、自分で購入することはないがあると嬉しいものなどです。ですからどんなに企業やお店がお金をかけて作っているとしても、もらっても嬉しくないものは何の効果も生み出さない可能性が高いのです。
どんなシチュエーションで配布するのかを考える際にまず必要なのがターゲットです。ビジネスマンなのか、学生なのか、主婦なのか、子どもなのか、またはお年寄りなのかによって選択するアイテムは変わり、さらにはコンセプトも変わってきます。
例えば、ビジネスマンや学生さんであれば、ボールペンやクリアファイルといったオフィス用品が喜ばれます。ですが主婦やお年寄りをターゲットとする場合には、ボールペンやクリアファイルなどのオフィス用品よりも、布巾や石鹸などの生活用品の方が使う場面が多いので需要があるでしょう。
さらに、ターゲットや配るシチュエーションによってはデザインも重要なポイントです。ビジネスマンをターゲットにする際に、可愛らしいキャラクターをデザインしたグッズを配布しても使ってもらえない、受け取ってもらえない可能性が高くなり、逆に子どもをターゲットにする場合にはシンプルでスタイリッシュなデザインにすると興味を引くことができない可能性が高くなります。
決める際には、必ず消費者のニーズを考え、配布するシチュエーションやターゲットに合わせてコンセプトを考え、アイテムやデザインを選ぶことが重要であり、これに合わせて予算を立てるとよいでしょう。
■誰でもさっと手に取れる販促品
ビジネスマンや学生、主婦や子ども、お年寄りと様々なターゲットや配布するシチュエーションがある中で、より広い範囲に受け入れられやすいものを作るのであればポケットティッシュがおすすめです。
ポケットティッシュは少ないコストで高い宣伝効果を得ることが出来る販促品として、多くの企業やお店が取り入れているアイテムです。一個あたりの単価が数円程度で作ることができるのに対して、ポケットティッシュには使える場面が多く、自分で購入することはないがあると嬉しい、様々な場面で世代や性別などを問わず受け取ってもらいやすいという強みがあります。一個あたりのコストを安く抑えることができるので、大量に作ってたくさん配ることができ、配る側もかさばらず重さもないので取り扱いが楽になります。また毎回大量に配布していることでマンネリ化を避けたいという場合には、デザインやティッシュの種類を変えるなど、変化をつけやすいのもメリットの1つです。
一言でティッシュと言っても選択できる種類は豊富にあります。例えば、花粉症の季節や風邪をひきやすい季節などには保湿タイプのティッシュを配布することができますし、子どものポケットや女性が持ち歩く化粧ポーチに入りやすいミニサイズのポケットティッシュを配布することもできます。この他にはウェットティッシュなどもあります。さらにデザインも印刷すれば変更が可能なので比較的簡単に変えることができ、最近ではティッシュにカラーがついたものもあるのでバリエーションも豊富です。
同じポケットティッシュでも変化をつけることでさらに高い費用対効果を得ることができるでしょう。