ターゲットを意識した販促品戦略
誰もが手に取ってくれるポケットティッシュだからこそ、販促に利用する場合は的確にターゲット層を絞り、効果的な販促活動をする必要があります。ターゲット層を絞ると、他の層に訴えることができなくなると感じる人も多いですが、ニーズが多様化している現代では、誰向けなのかがわからないものは全ての人から無視されてしまう可能性があります。
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ターゲット層の割り出し方
ポケットティッシュは誰もがもらって嬉しい販促品ですが、訴求効果を高めるためにはターゲット層を絞り、効果的な配布をする必要があります。
ターゲット層を絞るには
ターゲットとは、企業名を知ってもらいたい人、商品やサービスに興味を持ち、購入、利用してくれることが期待できる人のことです。年齢や、性別、職業だけでも想定できるとターゲット層を絞ることができます。
キーワードはなにか
ターゲット層を絞るためには、そのターゲット層に訴求するキーワードを考えると良いでしょう。キーワードをたくさん考えられれば、ターゲット層をイメージしやすくなります。20代女性会社員が週末に友人と行くレストランであれば、「おしゃれ」「インスタ映え」「美味しい」、40代男性会社員の平日のランチであれば、「安い」「早い」「量が多い」などが考えられます。販促のために作るポケットティッシュに必要なデザインをターゲット層に合ったものにすることで、より効果を上げることができます。
ターゲット層の目を引くものを
ターゲット層を絞り込むことができたら、このターゲット層であればどんなデザインが目を引くか考えてみましょう。ターゲット層の目線になってみることが必要です。ターゲットが好印象を持ち、手にとって喜ばれ、ラベルを見てもらう必要があります。例えば、同じ「おしゃれ」というキーワードでも、20代女性会社員と40代男性会社員では意味が違ってきます。そのように考えると、ターゲット層の目線に沿ってポケットティッシュの色、デザインやフォントを変える必要があります。
女性向けのデザイン
特に女性をターゲットにする場合について考えてみましょう。女性に好んで手にとってもらえるポケットティッシュにするためには、どのような点に注意すれば良いでしょうか。
色調について
女性をターゲットにする場合は、白黒印刷よりもフルカラー印刷の方がふさわしいでしょう。女性の好む、パステルカラーなど柔らかく優しいイメージのラベルにすると良いでしょう。色だけでなく、フォントも丸みのあるものが好まれます。優しいピンク色やベビーブルーと呼ばれる色も人気があります。グリーン、ベージュや柔らかめのブラウンといったアースカラーも良いでしょう。
フォントについて
販促品は内容を読んでもらう必要があります。目に入りやすく、読みやすいフォントとデザインであることが求められます。女性の好むフォントは、丸さを感じさせるものやシャープですっきりとした印象のものです。太くてがっしりとしたイメージのフォントよりも、曲線が多く柔らかい筆記体のイメージの方が合います。文字の線に強弱がある、デザイン性の高い文字も好まれる傾向にあります。ひとつのラベルの中でも、伝えたい内容によってフォントを変える工夫をします。
色とデザインを組み合わせる
色にあったデザイン、内容に合わせたフォントを選ぶ必要があります。ポケットティッシュのラベルの中に伝えたいことを厳選して選び、目を引き、読んでもらう、記憶にとどめてもらうために色とデザインを工夫しましょう。企業、商品やサービスをイメージさせる全体のデザインも大切ですが、なにを最も目立たせたいのかを考えます。目立たせる場合も、派手な原色を使うよりも、彩度や明度で工夫した方が女性向けになります。
女性向け商品
実用的なもの
爪ヤスリ、コンパクトミラーやコットンと綿棒のセット、あぶらとり紙はいつでも女性に根強い人気があります。コットンやあぶらとり紙のような消耗品は必ず使うものですし、爪ヤスリやコンパクトミラーはかさばらず、鞄の中にいつでも入れておきたいものです。また、販促品としてもこれらのものは、ケースや品物そのものに名入れなど必要なことをデザインしやすいです。身近に置いて使ってもらえ、いつでも見てもらえるという利点があります。化粧品小物と一緒にポケットティッシュを配るのも良いでしょう。化粧など身繕いをしている場面では、ティッシュが必要になる場面が多くあり重宝されます。
リラックスのためのグッズ
入浴などリラックスタイムで使うグッズも人気があります。アロマや花の香り、血行促進する入浴剤やお風呂場で使えるフェイスシートも良いでしょう。湯船の中に入ったまま使えるマッサージャーや湯船専用の枕もあります。オフィスでは、デスクで昼寝するための枕や、手のひらサイズのマッサージャーやツボ押し棒、デスク下でパンプスを脱ぐことのできる携帯用のスリッパも人気があります。女性といっても年代や仕事によって、欲しいものが違います。細かくターゲット層を決めて効果的な販促活動を行います。
あると嬉しいもの、もの珍しいもの
実用性だけでなく、見た目が可愛らしかったり、珍しかったりするものも人気です。一般的に入浴時に使用する石けんも、現在ではインテリアや芳香剤として使う方が増えていて人気です。透明な石けんに、花や動物のミニチュアが封じ込められているものは見ているだけでも楽しいものです。ハーブや花の香りのする石けんを芳香剤としてリビングに飾ることもできます。香る石けんは芳香剤の苦手な方にも違和感なく使ってもらえるでしょう。これらの石けんは、お風呂場で使うこともできて、実用性もあります。
まとめ
ターゲット層を絞り、価値観やライフスタイルを分析することで、どのような嗜好を持っているかわかります。ターゲット層に好まれる販促品を使うことで、企業や商品、サービスを知ってもらうことや、購入や利用につなげることができます。オリジナルのものであったり、プレミア感があったりするとより喜ばれますし、ターゲット層への訴求は他の層への訴求へもつながります。