ノベルティに期待される役割
■企業の名前と商品を知ってもらう
販促品を制作し、多くの方の手に渡る事には自社にとって大きな価値があります。何より、自社の名前を覚えてもらうきっかけになります。現代ではさまざまな分野にて、多くの企業が存在しています。そんな中、ライバル企業に打ち負けないように、自社の知名度を上げるためには、やはり広告を打ち出し、多くの方々に知ってもらう必要があります。
販促品には、自社のロゴを入れたり、会社名を印刷したりするのが一般的です。そうする事で、自然と会社名を覚えてもらうきっかけになりますし、何か機会があれば、自社の商品を選んでもらう理由になるかもしれません。また、商品を知ってもらう事にも意味があります。会社名を知ってもらう事で、どのような商品を売り出している企業なのかという事を浸透させられます。
普段から身につけてもらえるようなノベルティであればあるほど、広告効果があることが多くなります。例えば書類を入れるクリアファイルであったり、ボールペンであったりする場合、企業名が目に入りやすくなります。頻繁に使うノベルティですと、それなりに会社名を目にする機会が多くなります。繰り返し使ってもらえればもらえるほど、売り出しという効果は強くなる可能性があります。
会社名がぼんやりとでも記憶に残っていると、いつかの機会にホームページで検索してもらえるかもしれませんし、いくつかのブランドと比較した時、記憶にある方の商品を選んでくれるかもしれません。ノベルティを手にした段階ですと、即効性のある効果は見込めないかもしれませんが、徐々に記憶に植え付けていく事ができるかもしれません。長い目で見ると、実用性のある販促品は高い広告効果を得られると考えられます。
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■企業のブランディングとイメージアップ
販促品は、ブランディング効果を与えられる可能性があるものです。ブランディング効果は、顧客に対して企業が、価値のあるブランドを築き、そのブランド力によってもたらされる効果の事を言います。自社の製品のブランドを顧客に植え付ける事に成功したら、より知名度が高まっていく事に繋がりますし、迷った時に選ばれやすくなる可能性があります。
全く記憶になく、聞いた事のない企業が販売している商品と、少しでも記憶に残っているブランド品であれば、ブランド品に対して購買の意思を向ける事が期待できます。このようにブランドイメージを植え付け、自社の製品を選択されやすくするのは、一つのマーケティング手法なのです。
さらに、ブランド名を顧客に植え付けた上で、その商品を気に入ってもらえたならば、企業に対して好印象を抱いてくれるかもしれません。親しみを持ってくれると、何度も自社の製品を買ってくれる「リピーター」になってくれる可能性があります。製品を販売する企業にとって、あるいはその他の営利企業にとっても、自社にリピーターがつく事は何よりも価値が高いものと言えるのではないでしょうか。
販促品を受け取った人がうれしいと感じれば、その企業に好印象を持ち親しみを持ってもらえるかもしれません。ブランディングにより顧客との強い絆を生み出すと、長期的にリピーターになってくれる可能性があります。そのため、精力的にブランディング活動を行う事は、企業を大きく発展させる意味があるものなのです。
■挨拶として名刺代わりに
ノベルティは、来店してくれたお客様に対して、あるいは挨拶回りをする時など、手軽に渡す事が出来ることが魅力です。制作段階で自社の会社名が入っていたり、ロゴが印刷されていたりするため、名刺とは別に、自社のアピールや自己紹介につながる役割があります。
例えば飛び込み営業の時、担当者の方がいなかった場合ですと、ノベルティのみ置いてもらう事も可能です。そうすると、その時は直接話を出来なかったとしても、あとで連絡をしてきてくれる事もあり得るでしょう。
過去に渡した事のある企業へは、ティッシュなどの販促品が消費されつくす頃を見計らって追加で持っていけます。それは訪問するきっかけになりますし、手土産を用意する事でアポイントも取りやすいメリットがあるのではないでしょうか。自社の販促品は、いわば名刺代わりの存在になります。通常の名刺ですと、ケースにしまわれて、その後に会社名を目にする事は少なくなるかもしれません。しかし、メモ帳やティッシュ、ボールペンなどの消耗品ですと、営業をする取引先の方に名前を覚えてもらうチャンスとなりますし、一般的な名刺のように、他社の名刺と混ざり合い埋もれてしまう可能性も少なくなります。
単なる広告効果を期待するものではなく、自社の名前を知ってもらい、今後の付き合いを広げていく可能性も、販促品には秘められているのかもしれません。一見すると、販促品は自社を知ってもらい顧客を増やすための広告手段の一つと考えられます。しかし、会社名やロゴ、自社のアピールポイントを制作段階で加える事により、通常の広告とは違った効果も期待出来ます。名刺とは別に用意して、取引先に名前を植え付けるなど、より効果的な使い方をして、広告効果を高めてみてはいかがでしょう。