特別な販促品
■非売品だから期待できる宣伝効果
街中や展示会などで配布する品は、一般に販促品やノベルティと言われ、代表的なものに社名や宣伝文句が入ったペンやメモ用紙などがあります。これらは普通、購入することはできない非売品なのが一般的です。
無料で配られはするものの、デザインや機能性に優れていれば、自分から「ほしい」と思ってもらえます。そこへイベントに参加した人限定、街角でしかもらえないなど、非売品という付加価値がつくことで、話題になりやすく、もらったあとも大切にしてもらえます。
しかし、これは素晴らしいと思われるような品の場合のみです。どこにでもあるようなデザインや、受け取った方が欲しいと思わないような品なら、その価値は低くなることでしょう。そのためノベルティの制作を検討する際には誰もが欲しいと思うようなアイテムやデザインを検討していくことが重要になります。
また、受け取った方にとって利用価値のないものに関してはそのまま捨てられてしまったり、そもそも受け取ってもらえなかったりする場合もあります。そのため配布する品物は宣伝や販促のためによく吟味しなければなりません。人が積極的に受け取ってくれるような品ならば、宣伝効果を十分に期待することができるでしょう。
実際にノベルティの中でも素晴らしいデザインの品は大切に扱ってもらえます。受け取った方にとってはプレミア感があるので、傷をつけるなど雑に扱いたくないと思うでしょう。また積極的に人に見せたいと思うような品であれば、より多くの方がその品を見ることになります。印刷されている宣伝文句や社名を見るので十分な宣伝効果を期待することができます。
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■限定品として配布すると、効果も高まる
配布するノベルティも数が多くなるとそれだけ宣伝効果を期待することができます。ちょっとしたペンなどであれば大量に配布することもできますし、多くの方が利用するものなので、喜んで受け取ってくれることでしょう。
しかしここで、あえて配布する品を限定品として受け取る方を少なくすることで、より一層プレミア感を高めるという方法もあります。特にデザインなどが優れているアイテムなら、ノベルティの価値は高まっていき、同時に話題にもなります。
配布する品も不特定多数に大量に配布するのではなく、期間限定や限定品として配布することで、逆に多くの方が注目をすることがあります。そうなれば、ブログや動画サイトで宣伝を行ってくれる可能性も高まります。そのような状況になれば配布した数よりもはるかに多くの方がそのノベルティに注目をし、多くの人の目に自社の名前を覚えてもらえるでしょう。
人は特別な品については誰かに見せたいと思うことがあります。そういった心理を利用して、特別感のあるノベルティを制作するのもいいのではないでしょうか。
ノベルティを制作する際にはコストを軽減して大量に作成することも必要ですが、そうではなく、特別感を引き出すようなノベルティの制作を考えてみるのも一つの方法です。大量に配るものと限定品とを分けて2種類制作するのもよいでしょう。
■貰った人に喜ばれる販促品を
一方、気軽に受け取ってもらえるようなノベルティも十分に制作する価値があります。販促品とも言われるノベルティですが、人が受け取って嬉しいと素直に思えるような品を検討していくことは、何よりも大切です。
実際に販促品を制作する際にはコストがかかってしまうものです。受け取った方がもらって嬉しくないと判断した品の多くはゴミ箱にすぐに捨てられてしまい、配布する際のコストと制作コストの両方で無駄が生じてしまいます。かかったコストに見合うだけの宣伝効果と販促効果を得るためには喜ばれる品を選択しなければなりません。
実際に受け取ってもらいにくいものは、役に立たない品だけではありません。欲しいと思うようなものであっても、あまりにも奇抜なデザインは好まれないということに注意が必要です。
特に人の前で使用する際に奇抜すぎて見せたくないと思うようなものは、隠れて使用されることになります。また保管をしようと思っても困ってしまい、そのまま捨ててしまおうと思われてしまいます。受け取った方が宣伝部分や社名を何度も見る機会がない、人前で使用して多くの方が社名や宣伝部分を見るということがないと、宣伝が十分に行えません。
制作するノベルティの中でも素直に誰もが欲しいと思う品はティッシュペーパーです。ティッシュは誰もが毎日使用しますし、外出先でも携帯用のティッシュをバッグなどに入れておくものです。ない場合は購入しなければならないので、配布されれば喜んで受け取ってくれます。またティッシュは季節に関係なく使用されますから、配布する季節を考える必要がありません。ティッシュはノベルティの中でもコストの面で大きなメリットがあるので、コストを低く抑えたいという時でも問題なく気軽に制作をすることができます。