小ロットでできる販促品
小ロットで依頼可能な販促品は?
販促品は、ほとんどが大量に配布することを目的としているため、あまり大きなサイズのアイテムというのは適していません。そのため、女性の手のひらとは言わずとも、男性の手のひらに納まるサイズ、というのが理想的です。
どんなに魅力的で利便性が高いアイテムだとしても、差し出された瞬間に受け取ることをためらってしまうような販促グッズはNGと覚えておきましょう。
配り終えるまでどこかに在庫を補完しておかなくてはならないという意味でも、大量配布を目的とした販促グッズは、生産時の発注数にも注意が必要です。
販促品を取り扱う会社に依頼する場合、通常のロットで1,000個以上と、多めの設定されているケースがほとんどです。そのため、大量生産を行う販促品の場合、できるだけ季節に関係なくいつでも配布できるようなアイテムを選ぶことが大切です。かつ、生産する側だけではなく、受け取る側の気持ちを考えたアイテム選びを心がけましょう。
販促品を大量に発注する場合は、外側のパッケージ部分の広告をすぐに差し替える事ができるようなアイテムを選ぶと良いでしょう。改装オープンや新メニュー登場など、場合に応じて広告を差し替えることができれば、大量生産時の心強い販促アイテムとなるでしょう。
あまり在庫を持ちたくない、という小規模店舗の場合、中には最小ロットが100件からと小さく設定している会社もあります。アイテムは限定されてくるかもしれませんが、新規開店といったお店など「どれほどの顧客層が確保できるか=販促品を受け取ってもらえる層はどこなのか」が分からない場合などに適しているといえるでしょう。
まずはお試し程度に、と考えている場合には、なるべく最小ロットが少なめなものを選ぶのがオススメです。
例外として、水筒やマグカップなどを数十個程度から依頼できるケースもあります。ただし、一度の生産につきそれなりの費用がかかってしまうため注意が必要です。より確実に受け取ってもらうためには、別の販促品に付属したクーポンと引き換え、といった形で利用すると集客につながるでしょう。
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ロット数の設定
ロット数の設定は業者によって大きく異なりますが、1000個以下に設定していることは少ないのが実情です。従って、1個あたりの料金と合わせ、適切なロット数の設定が求められます。
販促品として扱うアイテムは、使用する場面によってさまざまです。安価な日用消耗品などの販促グッズであれば、大量生産してもあまりコストとして大きな負担はないといえます。より広い範囲での宣伝を目的とするのであれば、安価で在庫としても重たくならないものを保持してみるとよいでしょう。
大量注文を行った場合、数に応じてディスカウントを受けられる場合もあります。場合によっては、1個当たりの金額が少数注文時の半額近くと安く仕入れられるため、長い目で見ると経済的です。配布する数にもよりますが、1個あたりのコストを抑えたいというのであれば、1万個単位での依頼を行ってみてはいかがでしょうか。
また、配布するアイテムによって受注数をコントロールしてみるというのも大切です。
例えば、それぞれ単価の違う3種類のアイテムを注文する場合、1個当たりの単価が一番安いアイテムを大量に注文してみるなどです。最小発注単位が1,000個からだとしても、1つあたりの単価が10円程度であれば、費用はわずか10,000円程度に抑えられるので経済的でしょう。
将来的に長く使用することができるアイテムであれば、大量のロットで依頼し、会社の倉庫に保管しておくというのがお得です。逆にうちわや使い捨てカイロ、マスクなどの季節限定の販促グッズに関しては、そのシーズン中に使い切る程度の発注を心がけるようにしましょう。
基本は大量ロットでの依頼となる品でも、中には小ロットで対応してくれることもあります。こんな販促品を生産してみたい、と思いついたときには、それほど大量には作れないからとあきらめてしまわずに、一度相談してみてはいかがでしょうか。思い切った行動力こそ、企業宣伝の大きな足がかりに繋がります。
例えば年間を通していつでも配布できるアイテムは安価なものにして大量生産し、季節限定のものや、少し単価の高いアイテムはその都度小ロットで生産するという方法もあるでしょう。
販促品を取り扱う企業のホームページでは、1個あたりではなく数百個・数千個単位での料金表が書かれていることが多いのですが、実際に問い合わせてみると、表示されているロット数よりも少なく依頼できるケースもあります。
オリジナルデザインを取り入れる場合には少々難しいかもしれませんが、シンプルなデザインのものであれば意外と簡単に受けてもらえる可能性が高いでしょう。期間限定の宣伝をしたい場合や、今までとは違ったアイテムを使ってみたい場合などには一度相談してみてはいかがでしょうか。