販促品を効果的に活用するには
■ターゲットを見極めよう
販促品といえば、ポケットティッシュをはじめ様々な種類があります。販促品は店舗の入り口や駅前での配布など、多くの場面で活用されています。その中でどんな販促品がお客さんからの反響が大きく、高い効果を得ることができるのでしょうか。それは、販促の目的・ターゲット・どのようなアプローチをしたいのか、など状況によって最適な販促品は変わると考えられます。最適な販促品を選ぶには様々な意識すべき点が存在しますが、その中でも、販促したいもののターゲットをしっかり定めることが非常に重要です。
例えば、スポーツジムの紹介をする場合、ターゲットはどのような人になるでしょうか。見定めるには、首都圏の駅近くにあるジム・地方にあるジム、若者が多い地域や主婦が多い地域などの立地・地域性も大きく関係してきます。では立地・地域を鑑みた上でターゲットを設定した場合、どのような販促物が効果的だと言えるでしょうか。どんな人にも使いやすいものはポケットティッシュだと考えられますが、女性にはあぶらとり紙が喜ばれるかもしれません。外回りをするサラリーマンには汗を拭くことができるウェットティッシュが良いかもしれません。また、季節を考慮した場合、うちわやカイロが喜ばれるかもしれません。
このように、具体的なターゲットを事前に設定した上で販促物を考えることで、より成果のでやすい販促に繋がると考えられます。
ただの広告ではなく、使ってもらえる販促品であり、尚且つ広告効果が高いものを見極めることが上手なプロモーションと言えることでしょう。
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■どのぐらいの数を準備したらよいか
販促品は1,000個の発注と10,000個の発注を比較した場合、10,000個の発注を行うほうが、販促品一つあたりの単価が安くなるケースが多くあります。どうせなら多く発注したほうがお得だと考えることは自然ではありますが、多く発注しすぎて販促品を余らせてしまっては元も子もありません。事前にどのぐらいの発注数が適切なのかを判断する必要があります。
店舗のレジ周りに販促品を置く場合、どのぐらいの期間をかけて配り切りたいのか、一日のお客さんはどれぐらい来るのか、ご自由にお持ちくださいと置いておくのか、一人一人手渡しをするのか、必要数は様々な条件によって変わってきます。
町中で販促品を配布する場合も同様に、どのぐらいの期間をかけて配り切りたいのか、一日でどのぐらいの人通りがあるのか、受け取りの確率はどれぐらいなのか、などを事前に考えておく必要があります。長期的に活用ができる販促物であれば一度に多くの発注を行うことは大きな問題ではありませんが、期間を絞ったキャンペーンや日付の入った販促品は尚更注意が必要です。より効果的な広告にするためにも、明確にターゲットを決め、それに合わせた効果的な販促品を決め、費用対効果の見込める的確な数を準備することが重要だと考えられるでしょう。
■効果の出る販促とは
事前に様々な準備・想定を行い販促に移りますが、限られた数の販促品の中でより多くの効果を生み出したいのはどの企業も考えていることです。効果の出る販促品にはいくつかの特徴があります。
町中で販促品を受け取った人はその販促品をどうするでしょうか。みなさんの経験として、かなりの確率で一目見てポケットやカバンにしまってしまうのではないでしょうか。繰り返し使える販促品であれば手に取るたびに目に入りますが、受け取った瞬間の見た目は非常に重要です。その販促品を一目見たときに、表面が文字だらけだったり、絵しかなかったりと、興味が湧くデザインでなければ印象は薄れてしまいます。パッと見た瞬間に興味の持てるデザインを取り入れることができれば印象が強くなり、繰り返し使うたびに目に入るので広告の成果に繋がりやすくなります。その販促品のゴールが電話することであればわかりやすく電話番号が載っているか、来店することであればわかりやすい地図が載っているかなど、興味を持った人が次のアクションに困らない作りにしましょう。
成果を出すためには販促品を渡す瞬間も重要です。ただ渡すだけでなく、販促品を作る際に意識したターゲットを見極めて渡すことで、少ない販促品でもより多くの成果につながると考えられます。渡すことだけを考えていると対象にならない人の手に渡り、満足のいく結果にはなりません。販促品を渡す人には数多く配布すること以上に、ターゲットを絞って配布するよう意識共有を徹底する必要があります。また、販促品を渡す際に、なんの宣伝なのかを簡潔に伝えることで、受け取る側の不信感が生まれにくくなります。