企業向けポケットティッシュ作成時の注意点
■提供するサービス内容を明確に提示
ティッシュ広告は販促の代表格です。しかし街で不特定多数の通行人に渡すティッシュと違い、企業向けのティッシュ広告の場合はいくつか注意しておきたい点があります。そのひとつが、「自社が提供するサービスや商品をハッキリと提示すること」です。
「企業向けポケットティッシュ」とは、つまり見本市やコンベンションなどのイベントや、小売店や営業先など、ビジネスの場で企業・法人に対して配布するティッシュのことです。対外的な交流において、自社のノベルティを作成しておくことは相手に好印象を残す大きなポイントとなります。イベントなどで配布すれば後から見た時に「そういえばこんな会社があったな」と思い出してもらうことができますし、営業先に渡しておけば日常的に使用してもらうことで自社に対して良い印象を持ってもらうことができます。
しかしいくらポケットティッシュを使ってもらっても「何の会社だっけ?」と思われては、効果は薄いと言えるでしょうし、実際の取引には結び付きにくくなります。そこで、見ただけでどんなサービスを提供しているのか、わかりやすくしておくパッケージやラベルに記載しておく必要があるのです。
ダラダラと長く書く必要はありません。「不用品、引き取ります」「鮮度の良い食材を毎日お届けします」「この商品がこの値段です」など、わかりやすくキャッチーな内容にまとめてみましょう。このように、サービス内容を箇条書きにするのもひとつの手です。
一般人向けのティッシュはインパクトや華やかさが求められますが、企業向けの場合はわかりやすさが大切です。きちんと情報が記載してあれば、必要性がある時に「ちょっと頼んでみようかな」と思ってもらえるため、広告効果がグンとアップするでしょう。
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■ターゲット層を明確にする
ポケットティッシュを配布する大きなメリットとして、「ターゲットを選べる」という点が挙げられます。街頭で配布する際も、女性向けのエステサロンや美容院なら若い女性に、居酒屋やパチンコ店なら男性に、コンタクトレンズの広告ならメガネをかけている方に中心に渡すことが多いでしょう。街頭配布の場合はティッシュ配りをするスタッフの人件費がかかりますが、それを差し置いてもターゲットを選んで渡すことは高い費用対効果を得られます。
企業向けの場合も、ターゲット層を明確にしておく必要があります。ビジネスの場で配ると言っても、まるっきり関連のない会社に渡しては意味がありません。業界や業種など、ターゲット層をあらかじめハッキリと定めておきましょう。イベントや営業時にサービスの説明を添えてピンポイントで渡すことができれば、その後の仕事にも結び付きやすくなります。もちろん街頭で配る時でも、「スーツを着たビジネスマン風の男性」などと定めておくことで配布スタッフがわかりやすくなります。
そして、ターゲット層に合わせたパッケージにすることが大切です。ビジネスマンをターゲットにしているのに、お花や動物などの可愛らしいパッケージではなかなか手を伸ばしてもらえません。シンプルで機能的なデザインにしたり、地図や価格表を入れて実用性を高めたりして、想定したターゲットがもらいやすいようにしてください。受取率をアップさせるためには、ターゲット層を絞ったパッケージにすることがポイントです。