新店舗オープン時の集客手法として使うノベルティグッズ
■チラシ・ノベルティグッズの配布
新店舗をオープンするときには、集客の為に告知が必要です。まず、路面店であれば、目立つところにオープン日のポップを貼ります。近くの路上でチラシを配布したり、近隣の住宅にポスティングします。マンションなどではポスティングを禁止しているところもあるので、確認してからにしましょう。
チラシは、自分で印刷したものでも良いのですが、大量に印刷すると逆にコストがかかります。安く印刷してくれるところがあるので、調べてみましょう。しかし、チラシではなかなか受け取ってくれない場合もあります。
ポケットティッシュなどのノベルティグッズを配布するのも一案です。店舗名と、おすすめの商品やメニュー、金額等も印刷しておくと宣伝効果がアップします。ノベルティグッズを用意したら、周辺への飛び込み営業もスムーズにいきます。割引券が兼ねられたポケットティッシュなどのノベルティグッズでしたら、頑固に断る人は少ないでしょう。オフィスビルなど、人の多いところを狙って営業することで集客へとつながります。
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■プレスリリースやリスティング広告ででアピールする
プレスリリースは大企業しかやらないと思って尻込みすることはありません。
A4の用紙1枚に、オープン日・キャッチコピー・リード文・写真・本文・問い合わせ先、をまとめてリリースします。写真は、ウェブサイトからダウンロードできるようにしておくと、雑誌などで載せてもらいやすいです。
地域のケーブルテレビや、FM、タウン誌などのメディアに取り上げてもらえば、宣伝効果があります。
地域ごとに情報を発信しているウェブサイトを活用するのも良いでしょう。無料のインターネットサービスも利用します。
フェイスブックやラインなどです。ラインには、店舗向けのサービスがあり、お店のページを持てたり、クーポンを発行したりできます。
ただ、無料サービスは突然サービスが無くなる可能性があります。
サービスが終了すると、ページがすべて削除されることもありますので、注意が必要です。安心なのは、やはりお店のホームページを作成しておくことです。
認知度が上がると検索数も増え、充実した内容を発信するには、無料サービスでは限りがあります。
リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーが検索した際にキーワードと連動して表示される広告のことです。広告主は、どんなキーワードの時にどんな広告を出すか、クリックされたときの報酬をいくらにするか、を設定します。
クリック単価を上げることで広告を表示させやすくすることができます。日や月で予算を設定し、広告管理をしていきます。
実店舗の場合は、お店がカバーする範囲の、市区町村レベルまで指定できますので、効率良く広告を出すことができます。
また、スマートフォンでお店を検索された場合、「○○町 居酒屋」と入力すれば「当日予約可能」「今ならサービスあり」などの広告文を入れることもできます。リスティング広告は、少額で始められるので、試しに使ってみてから効果を確認できます。
■オープン後のアピール、リピーターを作り出すには
お店の看板は重要です。業者さんに作ってもらって設置も、となるとコストがかかりますが、置き看板だと比較的安く済みます。
置き看板には、店名だけでなくジャンルや取り扱い商品などを記載します。
店舗の場所が分かりにくい場合は、人通りの多い道に案内用の看板も設置しましょう。
屋外への看板の設置には申請が必要なので、事前に市や区に問い合わせます。
新店舗をオープンしたら、珍しさから客足は上々なことが多いです。
落ち着いてから、新規にリピーターを作るのは時間がかかりますので、オープン時にどれだけアピールできるかが勝負です。
客足が落ちてからでは「定番ランチが本日限り100円」などの思い切ったことをしないと認知してもらえないので、「オープンに勝る宣伝なし」です。たとえば、「お客様パスポート・来店回数に応じて値引き」などの工夫も必要です。
そして、美味しさや接客などは、残念ながらリピーターに繋がりにくいです。県内で一番安い、県内で一番品揃えが良い、などの基本的な価値が頼りになってきます。
お店選びは年代によっても違います。若い世代はネットや雑誌で見た評判のお店に行きたがります。
高齢になると「いつものお店」が安心します。また、体調や気分によっても基準が変わってきます。元気なときには新しいお店を開拓したくなりますが、落ち込んだ時には馴染のお店で癒されたいと思います。
何か新しい刺激を求めてお店を選んだ人は、リピーターになりにくく、ホッとしたくて来た場合、欲しいものがある場合や安く買いたいなど明確な目的があって来た場合には、リピーターになりやすいです。
新店舗オープンの際のアピールが、後の集客にも大きく影響します。
まずは、オープン時の告知は大々的に行う、プレスリリースやノベルティグッズの配布などです。
オープンセールを用意すると、なお宣伝になります。セール目的で来た人をいかにリピーターにするかが、成功への鍵になります。