ポケットティッシュの上手で効果的な渡し方をご提案
販促効果を高める目的でポケットティッシュを配布したいとお考えの方へ
街中を歩いていると、ポケットティッシュを配布しているシーンに遭遇することがよくあります。こちらは、無料で提供されている販促アイテムですが、だからと言って、ただやみくもに配布しただけでは、なかなか希望通りの成果が上がらないというのが実情だと言われています。ティッシュを配布するアルバイターやスタッフの立場からすれば、なるべく早く配り終えたいという気持ちになるのも分からなくはありません。しかし負担するコストや時間、エネルギーを無駄にしないためにも、上手で効果的な渡し方を理解し、実行に移したいところです。
まず、ポケットティッシュを配布する場所に気を配ることが大切になります。例えば、公衆トイレの周辺では、必然的に受け取ってもらえる可能性が高くなります。通行量が多過ぎる場所では、渡す相手の属性を選択して、ターゲットを絞り込んだ販促活動を行うことができないという問題が起こります。また、人通りが多過ぎると、通行の妨げになるなどして、配布作業に支障を来すことも考えられます。
一方で、通行量が少な過ぎる場合、相手が遠くにいる段階で、配布している人の存在に気づき、ティッシュを受け取るか否かを判断する時間的余裕を与えてしまうという問題があります。そのようなリスクを回避するためには、信号待ちができる場所や、階段ののぼり切ったところで渡すのがおすすめの方法です。それらの場所では、配布者から相手の属性を選択し、ターゲティングを行うことができる上、相手は受け取るかどうかの判断をする時間がないため、つい受け取ってしまうことが多いのです。
また、雨や雪が降っている日に、屋外で配布作業を行うのは、基本的におすすめすることができません。そういった天候の場合だと、傘をさすなどして人の手がふさがっているため、ティッシュを差し出されても受け取りにくいという問題があります。
上手に、効果的にティッシュを渡すためにおすすめのタイミングと配布方法
販促活動として、ポケットティッシュの上手で効果的な渡し方を実践するためには、配布する時間帯も大切なポイントとなります。例えば、朝の通勤・通学ラッシュの時間帯は、なるべく避けることをおすすめします。そうした時間帯には、通い先の職場や学校の始業時刻に遅れることのないよう急いでいる人や、仕事や勉強が始まる前で気持ちに余裕を持てない人が多いために、反響が悪くなってしまいます。その半面、夕方になって、職場や学校から帰宅する時間帯は、配布作業を行うのに適しています。こちらは、朝のラッシュ時と比較して、比較的相手に時間的余裕があり、仕事や勉強が終わって解放的な気分になっているケースが多いことから、反響が良くなります。こうした理由から、朝よりも夕方の方が受け取ってもらえる可能性はかなり高くなります。
また、1週間の中では、週の後半に配布作業を行うのが効果的になります。人間の行動原理は、週の後半から土曜日にかけて徐々に購買意欲が高くなる傾向にあります。よって、週の後半に配布活動をした方が反響も良くなります。
次に、ポケットティッシュの配布による販売促進の効果を高めるためには、配布する方法にも気を配りたいところです。無表情や無言で配布しているよりも、笑顔で気持ちよく配布している方が渡される側は受け取りやすいでしょう。なるべく相手に受け取ってもらいやすいように工夫する必要があります。
ティッシュはどのように渡すと販促効果が高まる?
上手で効果的なポケットティッシュの渡し方としては、手渡す前に、適度なタイミングで相手と視線を合わせると効果的です。こちらの方法を実践すると、相手に断りにくいという印象を与えることができます。また、相手が拒否しようと考えている場合、視線を合わせた段階でその意思が配布者に伝わりやすいので、受け取ってくれる可能性が低い相手にアプローチをして、相手から迷惑がられたりするリスクを軽減することが可能になります。
また、通行している人にティッシュを渡す場合、足を踏み込むような感じで、半身ぐらい通行人の進路をふさぐのがおすすめの方法です。ただし、全身で通行人の前に立ちはだかると、やり過ぎになりますので、注意する必要があります。その反対に、踏み込みが浅過ぎると、存在に気付いてもらうことができず、反響が悪くなってしまいます。
そして、ティッシュを渡す時には、相手と視線を合わせながら、明るく、はっきりとした口調で声をかけるようにしましょう。この時、「ティッシュをどうぞ」などの言葉では、どういった宣伝をしたいのかが分かりませんので、販促物に表示された広告を提示しながら、宣伝文句を簡潔に説明することをおすすめします。この宣伝内容に興味を持っている方がいれば、声が聞こえて相手から貰いにきてくれることもあります。
このようなことに気を付けながら、宣伝効果が得られるように配布方法を工夫してみてはいかがでしょうか。
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